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2007年5月13日 (日)

厚生年金基金 Ⅴ

昨日の学習内容・時間

ブログ一問一答(雇)、H先生1日1問(雇)、通達ゼミ(基)

過去問(基)、テキスト読込(安)           合計5時間

。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・

1週、お休みしてしまいました。ごめんなさい m(_ _)m

どうしても、きちんと書く自信がなかったもので・・・ って、いつも

そんな自信はないんですけどね(^^;

まず今週は、144条の2と144条の3についてです。

ここは、つい最近、漸く理解できた箇所なんです。

では、早速、144条の2から。

こちらは、基金から基金への権利義務の移転について

定められている条文です。

つまり、

A基金
   
  ア社 イ社 ウ社 エ社  
           

                ↓

B基金
   
  オ社 カ社 キ社 エ社  
           

というように、A基金の設立事業所だった『エ社』が、B基金の

設立事業所となる場合に、A基金に納付してきた掛金の分は

どうなるのか ということについて定めてあるのです。

ただ、お金に関することでもありますし、「違う基金に

移りたくなったから移るわ。それじゃ。」というわけには

いきません。

この場合、A基金とB基金の双方で

  • それぞれの代議員会において代議員の定数の4分の3以上の多数による議決
  • 厚生労働大臣の認可

という条件をクリアしなければなりません。

では、どんな権利義務を、A基金からB基金へ移転することが

できるのでしょうか。

『エ社』の従業員の人たちの、A基金の加入員であった期間に

係る年金たる給付と一時金たる給付の支給に関する権利義務

です。

つまり、A基金の加入員としてA基金に掛金を納付していた期間

についての老齢年金給付と脱退一時金を支給する義務が

A基金からB基金に移る ということですね。

ですから、B基金に権利義務が移転された後は、A基金の

加入員であった期間は、B基金の加入員であった期間と

みなされます。 当然といえば、当然ですよね(^^)

次は、144条の3です。

こちらは、Aさんという個人が転職などによって加入する基金を

変更したときについて定められた条文です。

Aさんは、ずっと『い基金』の設立事業所である「Z社」に勤めて

いましたが、このほど「X社」に転職しました。この「X社」は、

『ろ基金』の設立事業所でした。

という場合のときに、活躍する条文です♪

『い基金』の加入員であったAさんが、『ろ基金』の加入員と

なったわけですが、この場合、『い基金』に加入していた期間に

係る老齢年金給付の支給に関する権利義務を『ろ基金』に

移してくれるよう、Aさんが『い基金』に申し出ることができます。

この申出をしたときは、

い基金の年金給付等積立金  
   
   

この い基金の年金給付等積立金 のうち、Aさんに係る

年金給付等積立金を ろ基金に移換します。

い基金の年金給付等積立金   ろ基金  
       
  Aさんに係る年金給付等積立金   Aさんに係る年金給付等積立金

こんな感じですね。

ただ、い基金と ろ基金の双方の規約に、予め、「権利義務の

移転ができる」という定めがないと、この移転はできません。

また、この場合、ろ基金の規約に、「脱退一時金相当額の

移換を受けることができる」という定めがあれば、老齢年金給付

の権利義務の移転の申出に併せて、脱退一時金相当額の

移換を申し出ることもできます。

ただ、これらの申し出を行えるのは、

  • A基金の加入員資格喪失日にA基金支給の老齢年金給付の受給権者ではない、A基金の加入員資格喪失者
  • このA基金の加入員であった期間が、20年未満である

のどちらにも該当する『中途脱退者』と呼ばれる人だけ です。

。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・

いかがでしょうか。分かりやすく書けてますでしょうか?

今回は、条文をベースに書いてみました。

これまでは、実際に図にして説明してあるHPなどを参考にして

書いてたんです。 なので、分かりやすく書けたかどうか、

これまで以上に、自信がありません(+_+)

<本日の学習予定>

H先生1日1問(雇)、通達ゼミ(基)、

過去問(基)、テキスト読込(安)

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コメント

いつもながら、
ご自分の言葉で説明されていること、感心させられます。
こうしてyukiさんの勉強のあとをたどらせていただくと、
年金も難しいばかりじゃないんだ。。って、元気が出てきます。

・事業所ごと、基金をかわるのが144条の2
・従業員個人が、基金をかわるのが144条の3ですね。

今日は基金間の限定バージョンでしたね。
ということは、この続きがあるということでしょうか?
そうだと、また楽しみが増えます☆

最後に手続のおまけだけ。
事業所が移ろうとする場合、基金の4分の3以上の多数による議決、厚生労働大臣の認可が必要ですが、
加えて基金令41条の3の2により、
①脱退事業所の事業主の全部
②脱退事業所に使用されるA基金の加入員の2分の1以上
③A基金の脱退事業所以外の設立事業所の代議員の4分の3以上

の同意を得なければならない。とされています。
1週間待ったかいがありました☆
オツカレサマ(^^)


大事な権利義務、資産が動くことになりますからね。


投稿: ryo | 2007年5月13日 (日) 08:40

老齢給付金の原価相当額について、移転の申出を拒絶できない・・・のですが、こへんのことが周知徹底されておらず、宙ぶらりんが多いらしいですね。

投稿: いも源氏 | 2007年5月13日 (日) 11:33

【ryoさま♪】

基金令41条の3の2、忘れてました(^^;
これを忘れちゃ、いけませんね。

来週はいよいよ、確定給付企業年金や連合会との
ポータビリティに挑戦の予定です。
頑張りまっす!!


【いも源氏さま♪】

>老齢給付金の原価相当額について、移転の申出を拒絶
>できない

おっと、これも大事なことでしたね。
足りないところが、たくさんでてきました(^^;

周知徹底されていないために、宙ぶらりんが多い。
ということは、結局、基金が得をしてるのかしら?

投稿: yuki | 2007年5月13日 (日) 19:39

こんにちは。yukiさん わかりやすい説明ありがとうございます。
咀嚼力、私にも分けてください。
私も、ほんのすこしだけ基金にかかわったところから厚生年金保険制度のなかの厚生年金基金の位置づけについて考えてみました。

厚生年金基金はそもそも、企業が莫大な退職給付のリスクマネジメントをするために、と言って作られた制度だと聞いています。
企業年金(厚生年金基金や適格退職年金など)の主体は企業で、
給付の中身は退職金だとする考え方が一般的のようです。
--そう考えると、ryoさんのブログにあるように、基金の勝手でしょ、に素直に通じちゃいますね。

基金もイケイケのときは、運用益もあがるから、企業側ももっと運用するオカネがあったほうがいいと、労働者の給与から控除した厚生年金保険料の一部もお国に払わずに、預からしてちょうだいな、自分たちの制度でちゃんとはらうから、ということで、預かったものですよね。

お国のものを預かるには、制度もきちんとしていかないといけないし、おまけもつけてあげないといけない、ということで、企業が代行部分にもプラスアルファするし、加算部分という、退職金の一部も一定の条件を整えば、年金として支払う形を整えたものになっています。
 --プラスアルファは代行部分にかかるものと、企業独自の給付そのものの部分と2つありますが、社労士の勉強では、論点にはならないところなので、大枠掴みで問題なしと思っています。--

なので、企業が払う独自の給付(要は退職金の一部)と厚生年金の給付がくっついてしまっているので、移転をするときには、お互いに規約に定めよ、だの、事業所ごと動く場合は、大切な退職金として積み立てた原資のオカネも動くので、労働組合の合意も必要ですね。
そしてとっても大切な厚生年金の(国の)オカネも動くので、大臣の認可も当然に必要というわけですよね。

厚生年金保険を主体に考えると、移換するときには、大切な厚生年金の給付の部分(老齢給付)は拒絶はできないというのは当然ということになります。
で、退職したり、企業ごと別制度を移るため、基金を脱退するときに、もらえる脱退一時金は、企業が独自設計したものなので、それを移換したいと申し出てもいいよ、と考えれば、記憶に残りやすいと思っています。

基金を考えるとき、厚生年金の観点と、労働者が企業から受ける退職金の一部(賃金の一部とも考えられますよね)の観点からの両面があって、その両面に配慮した条文になっているので、分けながら考えるといいのかなーなんて思っています。

すみません、いきなり長文で。お読みいただきありがとうございます。
予備校からは深入り禁物とか言われても、ついわからなくて時間かけちゃったりするんですよね。。
でも社会一般のところと一緒にやりながら理解をすすめて定着させていきたいと思っています。

投稿: まりは | 2007年5月14日 (月) 11:35

【まりはさま♪】

スゴイッ!!!
このまりはさんのコメント、プリントアウトしちゃいます(^o^)
コンスタントに、本試験までの間、じっくりと読み返します。

あまり深入りしてはいけない・・・ 確かにそうなのでしょうが、
やはり理解不足だと、選択式で出題されたときには
太刀打ちできないでしょうし、ある程度時間を掛けて理解に
努めることは必要なのかな と思っています。

こうしてブログを立ち上げたことで、本当にたくさんの方に
たくさんのことを教わっています(^^)

社一は、保険科目の横断テストという性格のほうが強いので、
いろんなところと一緒にやりながら になりますよね。
とにかく、あと3ヶ月。悔いのないように、本試験日に全力を
出し切れるように、お互い頑張りましょう!!

投稿: yuki | 2007年5月14日 (月) 16:42

yukiさん まりはさん こんばんわ。

基金の全体像がよく見渡せるコメントですね。
悪戦苦闘(^^)してこられた分、絶妙のタイミング。かなと。。
鬼に金棒がまた一つ増えましたね(^^)

まりはさん 

短いかと言われれば短くはないけど(^^)
簡潔ないい説明だと思いました。
ポイントは外さない。で、とても勉強になりました。

そういえば、以前にもいいアドバイスをいただきました。
いただいてばかりですね。


投稿: ryo | 2007年5月14日 (月) 21:48

【ryoさま♪】

まりはさんのコメント、簡潔で分かりやすい説明ですよね。
ちゃっかり、テキストの基金の最初のページに
貼り付けました(^^)
『猫に小判』にしないように、しっかり勉強します!!

投稿: yuki | 2007年5月15日 (火) 08:35

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